Travel Journal

大阪、新しい10の遊び方 〜前編〜

2012年に就航開始し、今年で10周年を迎えたPeach。そこで今回は、Peachの拠点である大阪を特集する。大都市の今を楽しむ、10の新しいトレンドや過ごし方を紹介しよう。まずは前半!

 

ユニークなアートに出合う

古い街並みがアートの中心地に変身

戦前から造船産業地帯として栄えた「北加賀屋」は、今やアートの一大エリア。高度成長期を過ぎて産業転換が起こり、空いた工場や倉庫などがアートスポットと化し、人が集い出した。国内外のさまざまなアーティストが作品を描いた古い建物の壁やシャッター、ブロック塀などが点在していて、町全体がまるで大きな美術館。アートスポットを紹介する「北加賀屋CHAOSマップ」を片手に、レトロな街並みとアートの不思議な融合を探検しよう。アーティストがワークショップを開催しているスポットやユニークなショップ、カフェなどにも立ち寄って。

ギリシャ人アーティストのb.(ビードット)と地域の小学生たちによるコラボ作品『b. friends on the wall』。防潮堤壁面に、カラフルでコミカルな宇宙人が100mにわたって描かれている。

 

イギリス人のアーティストBen Eineによるカラフルな作品。つづられているのは、1972年にアメリカの音楽家Lou Reedが発表した楽曲『Perfect Day』の一節。

 

オリジナリティあふれる一杯を味わう

工房併設のビアバーへ

近年日本全国でブームになっているクラフトビール。大阪も徐々に工房が増え、製法や材料にこだわった個性豊かなビールが多数ある。バーを備える工房でできたてを味わうことは、その土地を訪れたからこそできること。例えば、銭湯だった建物を再利用した「上方ビール」は、浴室で浴槽に腰掛けながらビールを味わえるユニークな体験が人気。中津に新しくオープンした「CRAFT BEER BASE MOTHER TREE」は、オリジナルブランドはもちろんのこと、世界中の珍しいクラフトビールのラインアップも充実している。造り手の話を聞きながら、大阪の一杯を堪能しよう。

レトロな銭湯の空間は観光客に人気。土日はここがバーとなり、できたてのビールを飲むことができる。

 

「上方ビール」の工房。大型のタンクで仕込み中の様子。飲食店用のオリジナルビールの製造もしている。

「CRAFT BEER BASE MOTHER TREE」で味わえるドラフトビール。地元の人の憩いの場となっている。

ビールに合うことに徹底的にこだわったフードラインアップも是非ご一緒に。

 

K-カルチャーを満喫する

本場の流行メニューをいち早く

まだまだ継続中の韓流ブーム。大阪のコリアンタウンといえば西日本で最大級の規模を誇る鶴橋が有名だが、近年はその人気ぶりから、中心地・梅田周辺にも韓国を満喫できる店が増えてきた。鶴橋まで足を延ばさずとも、より気軽に本場の味に出合えるようになったのだ。2021年4月にオープンした「梅田韓国ビルディング」は、一棟に入る全4店舗がコリアンレストラン。各店では人気のサムギョプサルなど定番だけでなく、現地の流行を日本でもいち早く取り入れたメニューが評判だ。訪れればきっと、まだ見ぬ韓国の味に出合えるはず。

白い生クリームに赤いチゲベースのソースを混ぜた、ロゼソースが韓国の新トレンド。写真は、中に生パスタやトッポギなどの具材がたっぷり入った「ロゼタッカルビ」。梅田韓国ビルディング2階の「ソウルラブ」でいただける。

ピンク色のライティングとハングルの店内は写真映えがするとも評判。

 

1階の階段前には、サツマイモのスイーツを販売する「KOGUMA LOVE」がある。

 

レトロなネオンが輝く夜を遊ぶ

大阪を彩る個性的なデザイン

バブル時代の流行を彷彿とさせる、強い輝きとポップなデザインが特徴のネオン。その独特の存在感は大阪で愛され、夜の街を鮮やかに彩りつづけている。現在はさまざまな店や施設が、ネオンサインのほか、LEDネオンを取り入れてレトロなムードを演出している。2020年に大正地区のリバーサイドにオープンした、船がモチーフの複合施設「タグボート大正」も、ネオンがトレードマークの一つ。各飲食店に素敵なデザインの看板が飾られているので注目してみてほしい。施設内を散歩していると、まるで外国の街を訪れたような気分が味わえる。

フードコートの入り口に掲げられた看板。ネオン看板は昔ながらのカルチャーではあるが、新しさも感じられる色とデザイン。

フードコート内はたくさんの店が立ち並ぶ。個性的なサインがかわいらしい。

 

ライフスタイルホテルで快適に過ごす

広いラウンジで自分の時間を

せっかくの旅なら、ホテルで過ごす時間も特別なものにしたい。シンプルなビジネスホテルはもちろん手軽で便利だけれど、滞在をもっと印象的なものにするために、ライフスタイルホテルを選択肢に入れてみてはいかがだろう。ライフスタイルホテルとは、高いデザイン性で、より個性を大切にした空間づくりがなされた施設。例えば「hotel it. osaka shinmachi」は、元繊維商社がオープンしたホテル。自宅のリビングルームのようにくつろげる広々としたラウンジが特徴で、観光客だけでなく出張やテレワークのビジネスパーソンにもおすすめ。

 チェック柄は「hotel it. osaka shinmachi」のオリジナル。元繊維商社だったことから、施設名の「it」は「糸」とかけている。

 

音響設備やインテリアの草花など、ディテールにこだわった心地よいラウンジ。

Photography = Takehiro Goto

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